か強診とは…
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)とは平成28年度の診療報酬改訂で新たに制定された制度です。
簡単に言うと、国(厚生労働省)が認めた、赤ちゃんから高齢者まで年齢に応じた適切な保険医療が提供できるかかりつけの歯科医師が常駐する歯科診療所です。
非常に厳格な基準(医院実績、人員、診療体制、設備、衛生管理、地域医療連携先等の11項目)をクリアした歯科医院でなければ、厚生労働省から認可を受けることができません。つまり、か強診認定の歯科医院は医療内容や設備水準高いといえます。
全国約70,000件の歯科医院のうち、認定されているのはおよそ10パーセント以下です。(2022年時点)
か強診認定医院のメリット
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)に認定されると、保険診療の範囲が拡大でき、認定機関である当院では下記が可能です。
- 今までよりも患者さんの状態やご希望に沿った治療を、なるべく保険の適用範囲内で受けていただけるようになりました。
- 予防歯科における歯のクリーニングが毎月保険適用で受けられるようになりました。
- フッ素塗布が毎月保険適用で受けられるようになりました。
より一層の高齢化が進むなか、従来の「治療中心型」の歯科治療だけではなく、「治療・管理・連携型」の歯科治療の必要性が増すと予想されます。
従来の「かかりつけの歯科医」としての役割に加え、医療機関や介護保険施設、地域包括支援センターと連携を強化することで、各ライフステージに応じた安心・安全な歯科医療を継続的に提供することを推進していきます。