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無呼吸症候群と全身疾患の関係

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無呼吸症候群と全身疾患の関係|うのもりモール歯科クリニック|「鵜の森町」「蘇我」の歯科・訪問歯科

6. 無呼吸症候群と全身疾患の関係

無呼吸症候群は、睡眠中に繰り返し呼吸が止まる症状が特徴です。これにより体内の酸素供給が不足し、全身に影響を与えます。特に、高血圧や糖尿病、心疾患などのリスクが大きくなります。長期間に渡る無呼吸症候群は、生活の質を低下させ、さまざまな疾患を引き起こす原因となるのです。

 

1. 高血圧や心疾患との関連

無呼吸症候群は、血圧の調節に悪影響を与えます。特に、高血圧になるリスクが高まるのです。睡眠中の無呼吸で酸素が不足すると、体はその状態を補うために血圧を上げようとします。これが繰り返されることで、常に血圧が高い状態が続いてしまうのです。また、心臓への負担も増えるため、心疾患のリスクも高まります。例えば、心筋梗塞や心不全といった深刻な疾患を引き起こすことがあるのです。無呼吸症候群の治療が、これらの疾患予防に重要な役割を果たすと言えるでしょう。

 

2. 糖尿病リスクの増加

無呼吸症候群が糖尿病のリスクを高めることは、よく知られています。無呼吸状態が続くと、体内のインスリン分泌が乱れ、血糖値が適切に管理されなくなります。この結果、糖尿病のリスクが高まるのです。さらに、無呼吸症候群の影響で体がストレスを受けやすくなり、ホルモンバランスにも悪影響が及びます。ホルモンバランスの乱れは、体重増加や肥満を招くことがあります。これも糖尿病のリスクを高める要因となるのです。無呼吸症候群の予防と管理は、糖尿病の発症を抑えるために重要です。

 

3. その他の健康リスク

無呼吸症候群は、他にもさまざまな健康リスクがあります。まず、日中の眠気や疲労感が挙げられます。これは、質の良い睡眠が取れていないためです。これにより、仕事や日常生活にも支障が出ることがあります。また、うつ病や不安障害になるリスクも高くなります。無呼吸症候群は、脳の機能や情動にも悪影響を与えるからです。加えて、免疫力の低下も見られるため、風邪やインフルエンザといった感染症にかかりやすくなります。無呼吸症候群の早期発見と治療が、これらの健康リスクを低減する鍵と言えるでしょう。