子どもは歯ブラシだけだと虫歯になる!?
う蝕の成因は、カイスの輪で示されるように「食事」「細菌」「宿主」とされますが、
その中の食事に注目。食生活が他の2つの要因を凌駕します。
食事の法則としては、
1.ご飯をきちんと食べる
2.発酵食品を食べる
3.パンの常食はやめる
4.液体でカロリーを摂らない
5.未精製のご飯(玄米)を食べる
6.副菜は季節の野菜を中心に摂る
7.動物性食品は魚介類を中心に摂る
8.砂糖や油脂の摂りすぎに注意
9.できる限り、安全な食品を選ぶ
10.食事はゆっくりと、よく噛んで食べる
上記の10ヶ条は、数字の順に優先されます。
また、プライス博士の著書『食生活と身体の退化』の中から、
世界各地の民族の伝統食を食べている人と近代食を食べている人の口腔内を比較し、
「伝統食を守っている民族は健康な歯と大きな顎を持つが、近代食を食べ始めるとう蝕が増え、歯並びが悪くなる」と結論づけています。
生きるための食事である伝統食に対し、近代食は楽しむための要素が多く含まれるようになりました。
そのために砂糖と油脂が多く使われ、だらだら食べになりやすい食事がう蝕の発生に寄与しているといえます。