
高齢者の健康を守る上で、義歯の毎日清掃が肺炎リスクを大きく左右することをご存じでしょうか。気づかないうちに義歯にたまった細菌が、全身の健康に深刻な影響を与えることも少なくありません。特に、ご自身やご家族が義歯を使用している場合、「つい面倒でお手入れを後回しにしてしまう」「正しい清掃方法がよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。
義歯を毎日清掃しないと死亡リスクが高まる理由
「義歯の清掃を忘れがちだけど、本当に毎日必要なの?」と感じたことはありませんか。実は、義歯を毎日きちんと清掃しないことで、死亡リスクが高まるという深刻な問題があります。特に高齢者の場合、口腔内の衛生状態と全身の健康が密接に関係しており、慢性的な細菌の蓄積が重大な疾患を引き起こすことも。
ここでは、なぜ義歯清掃の習慣が命に関わるのか、その理由を3つの視点から整理します。
- 義歯にたまった細菌が体内へ入りやすくなる
- 免疫力が落ちた高齢者は感染症にかかりやすい
- 口の中の清潔が全身の健康に直結する
それぞれの観点を詳しく見ていきましょう。
義歯にたまった細菌が体内へ入りやすくなる
毎日義歯を清掃しないと、義歯の表面や隙間に細菌が繁殖しやすくなります。これらの細菌は、唾液や食事を飲み込む際に体内へ入り込みやすい状態に。
とくに高齢者では、飲み込む力が弱くなるため、細菌が誤って気道へ侵入しやすくなり、肺炎などの重篤な感染症を引き起こすリスクが高まります。義歯の清掃は、単なる見た目の問題ではなく、体内への細菌侵入を防ぎ、健康を守るうえで欠かせない行為といえるでしょう。
免疫力が落ちた高齢者は感染症にかかりやすい
年齢を重ねると、体の免疫機能が自然と低下していきます。免疫力が下がった高齢者は、口腔内で増殖した細菌に対しても抵抗力が弱くなりがちです。
その結果、ちょっとした細菌の侵入でも体調を崩しやすく、肺炎や全身の感染症につながる危険性が高くなります。義歯清掃を怠ることで、こうした感染リスクを無意識のうちに高めてしまう点に注意が必要です。
口の中の清潔が全身の健康に直結する
口腔内の状態は、単に口の中だけにとどまらず、全身の健康と強く結びついています。義歯が汚れていると、細菌が血流に乗って全身を巡る可能性があり、心臓や他の臓器に影響を及ぼすことも。
逆に、義歯を毎日清掃し、口の中を清潔に保つことで、全身の健康リスクを下げることができるのです。清掃の習慣が、命を守る予防策となることを意識しておくことが大切です。



