歯周病の原因やセルフケアの重要性!!
まず、覚えておいて欲しいことは、
プラークが蓄積することにより歯肉に炎症が起き、プラークを除去することにより炎症がなくなるということです。
それを示す論文がこちらになります👇
健康な学生・教員計12名を対象に、意図的に口腔清掃不良にすることで実験的に歯肉炎を引き起こし、細菌叢の変化を調査した。
健康な歯肉において、ブラッシングを中止したところ、ブラッシング中止と共にグラム陽性菌が増加し始め、
その後糸状菌が出現し、最終的にはビブリオやスピロヘータといった運動性の細菌叢が認められた。
さらに、細菌の出現・増加に伴い、gingival index(歯肉炎指数)が増加し、歯肉に炎症が起きた。
口腔清掃中止から10日目程度で一部の被験者に歯肉の炎症傾向が現れ、21日までに全員が歯肉炎を発症した。
ブラッシングを再開すると、これらの細菌はすぐに減少傾向を示し、細菌が減少したのち、歯肉の炎症状態の改善が認められた。
ようするに、セルフケアを徹底することで、歯肉炎であれば健全な歯周組織の回復が得られるということです。