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義歯の汚れが高齢者の肺炎を引き起こすメカニズム

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義歯の汚れが高齢者の肺炎を引き起こすメカニズム|うのもりモール歯科クリニック|「鵜の森町」「蘇我」の歯科・訪問歯科

義歯の汚れが高齢者の肺炎を引き起こすメカニズム

高齢者が義歯を使う際に清掃を怠ると、肺炎リスクが高まる理由には明確なメカニズムがあります。義歯の表面は細菌が付着・増殖しやすく、放置するとその細菌が口腔内に大量に存在したままになります。その結果、食事や飲み込みの際に細菌が誤って気道に入り込み、肺へと到達しやすくなるのです。

この章では、主に2つの観点から、義歯の汚れがどのようにして高齢者の肺炎発症へとつながるのかを具体的に解説します。

  1. 義歯の表面に細菌が増殖しやすい
  2. 飲み込むときに細菌が気道へ入りやすくなる

義歯の表面に細菌が増殖しやすい

義歯の素材や形状は、食べかすや唾液が残りやすい構造になっています。特に毎日の清掃を怠ると、義歯表面に細菌がどんどん繁殖し、細菌の塊(バイオフィルム)が形成されやすくなります。このバイオフィルムには、口の中の常在菌だけでなく、病原性の高い細菌も含まれることがあります。

高齢者の場合、唾液の分泌量が減ることも多く、細菌が洗い流されにくい状態になりやすいのも問題です。そのため、義歯は天然の歯以上に清掃を徹底しなければ、細菌が増殖しやすくなってしまいます。

飲み込むときに細菌が気道へ入りやすくなる

義歯の表面に増殖した細菌は、飲み込む動作の際に一緒に体内へと入り込みやすくなります。特に高齢者は、加齢や持病などにより飲み込む力(嚥下機能)が低下しているケースが多く、誤って食べ物や唾液と一緒に細菌を気道へ送り込んでしまう危険性が高まります。

これがきっかけとなり、肺に細菌が到達して肺炎を引き起こすことがあります。つまり、義歯の汚れがそのまま肺炎の原因菌となるリスクを孕んでいるのです。