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舌癖の影響と対策

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舌癖の影響と対策|うのもりモール歯科クリニック|「鵜の森町」「蘇我」の歯科・訪問歯科

4. 舌癖の影響と対策

舌癖は、私たちが気づかない間に生活に影響を与えるものです。たとえば、舌が常に口の中で特定の位置にあると、歯並びに悪影響を与えることがあります。また、食べ物が歯の間に詰まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。このような舌癖の影響を軽減するためには、日々のケアや適切なトレーニングが欠かせません。具体的な対策として、日常の注意点や専門のトレーニング法についてご紹介します。

 

4.1. 舌癖とは

舌癖とは、舌が無意識のうちに特定の位置や動きをすることを指します。例えば、舌を前歯に押し付けるような癖が代表的です。このような舌癖は、歯の位置に影響を与え、歯並びの乱れや噛み合わせの問題につながることが多いです。特に成長期の子供に多く見られますが、成人にも影響を及ぼすことがあります。

日常生活においても、舌癖は口呼吸や発音の問題を引き起こすことがあります。また、無意識に行われるため、自分では気づきにくいことも特徴です。そのため、家族や友人に指摘されて初めて気づく人も少なくありません。早期に気づき、対策を講じることが重要です。

具体的な対策としては、まず舌の正しい位置を意識することが大切です。そして、専門的なトレーニングや定期的な歯科検診を受けることで、問題を改善していくことができます。

 

4.2. 日常ケア

舌癖を改善するためには、日常のケアが欠かせません。まず、歯磨きの際には舌の位置を確認し、正しい位置に置くことを習慣づけることが大切です。また、食事中も舌を適切に使うことを意識することで、歯並びへの影響を軽減できます。

さらに、口呼吸をやめ、鼻呼吸を意識することも重要です。口呼吸は舌が前方に位置しやすく、舌癖を助長する原因となります。鼻呼吸を意識することで、舌の位置を適切に保つことができます。

最後に、定期的に鏡で自分の舌の位置を確認することも効果的です。こうした日常的な取り組みを続けることで、舌癖を自然に改善していくことができるでしょう。継続的なケアが鍵です。

 

4.3. MFT(筋機能療法)によるトレーニング

MFT(筋機能療法)は、舌癖を改善するための専門的なトレーニング方法です。この療法は、口の周りの筋肉を鍛えることで舌の位置や動きを正しくすることを目的としています。正しい舌の動きと位置を習得するためのさまざまなエクササイズが含まれています。

例えば、舌を特定の位置に固定するトレーニングや、舌の筋力を強化するエクササイズが行われます。これにより、舌癖による歯並びの乱れや噛み合わせの問題が解消されやすくなります。小さなお子さんから大人まで、幅広い年齢層に適用可能です。

この療法を効果的に実施するためには、専門的な指導が重要です。歯科医や口腔外科医などの専門家と相談しながら続けることが求められます。正しい指導のもとで継続的にトレーニングを行えば、舌癖の改善が期待できます。